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鬼縄のSM blog(FC2改)

鬼縄のSMブログです。淫靡な妄想の世界を彷徨っています。

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最高級の痒み薬 2

「この痒み薬をお尻の蕾にも塗ってやろう」

「あっ、な、何をするのっ、・・・」

女は私の指先に気づくとけたたましい悲鳴を上げた。
その部分に痒み薬が塗られているのを知覚した女は、一瞬、目眩が起こり、痛烈な汚辱感と恐怖感とで全身をひきつらせた。

「そ、そんなに私が憎いの」

女は一声そう叫んだまま、後は火のような戦慄でぶるぶる双臀をふるわせ、サッと顔を捻ってその汚辱の火玉の中へ自分をのめり込ませていく。

気が狂うばかりの痒さに更に拍車をかけるかのよう、その淫靡な箇所にまで薬を塗り込めてくる悪魔のような指、女はキリキリ歯を噛み鳴らしながら、悶えている。

深く秘めた可憐な菊の蕾は次第にやわらかいふくらみを持ち始め、その蠱惑的な小さな花弁はとろりとした収縮を見せるようになる。

「ああっ、もうだめ」
それから十数分後には女は遂に屈服を示した。

| 鬼縄のSM | 08:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「恥」が「美」を生むのである。

倒錯者に拉致され、いたぶられて調教されるような女性は、おとなしくて弱々しいと思ったら大間違いである。
サドの描く犠牲者達は、全く抵抗もせずに、或いは少なくとも抵抗の様子が描かれることもなく、リベルタンの思うがままにされてしまう。そこでは犠牲者達は、単なるオブジェに過ぎないのである。
だが鬼六小説の場合、主人公は、このように辱められながら、未知の快楽に目覚め、ますます美しさが磨かれ、妖しさを加えていくのだ。
そのような運命に耐えられるだけでも間違いなくバイタリティのある女性なのだ。

私の妄想の中で、女をおとしめるのが主たる願望であると書いているが、女のステータスを落とすという意味ではない。おとしめて私の奴隷にしてしまうとか、その地位、ランク、気品などを低下させるということではないのである。むしろそういうものを崩されてはかえって私の妄想も崩れてしまう。
言い換えれば女をおとしめるというのは、そのステータスを維持させたまま恥辱を与える、つまり「恥」をかかせるということなのである。「恥」は日本の伝統思想であり、文化である。私のSMは精神性だというのもここに理由がある。「恥」は個人の価値観によって違う。悶え、逝くことを恥だとは思わない女性もいるだろう。そのような女性を私はおとしめることは出来ない。
「恥」は伝統的な妖しい「美」を生む。縛られた女性が美しいのも「恥」があるからであって、物理的な束縛が「美」を生む訳ではないのである。

その精神性によって私の妄想の女は、責める毎にますます美しさに磨きをかけ、気品を高めてゆくのである。

| 鬼縄のSM | 07:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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最高級の痒み薬

「これを塗り込められると痒くて痒くてたまらなくなるんですよ」

妄想の女が眼前に大胆な開股の姿態で縛りつけられている。最初は女のその部分はそんな格好で拘束されたとはいえ、うっすらと扉を開く程度であったが、私のねちっこい邪悪な愛撫を受けた今は、羞恥の花芯など露わに見せ、満開の薔薇をそこに示しているのだ。

女は羞恥や屈辱を感じ取る余裕などもうなかった。じわじわというに言われぬ痒みがその部分からこみ上がり、やがてそれは開股された太腿の筋肉まで痙攣させるほどの激しさを加えてきたからである。女は美しい眉を寄せ、歯を食いしばり、割られた二肢と緊縛された上半身とを同時に悶えさせ始めた。

「ふふふ。。。どうやら効き目が出てきたようだな」

「か、かゆいわ」
女はもう見栄も体裁もないといった昂ぶった気分で唇をわなわな震わせた。

「そうか。かゆのか。それはよかった」

痒みはますます急調子で女の肉体を蝕み始めた。

「ああ、か、かゆいわっ。お願い、この縄を解いて下さいっ」
と、激しい喘ぎと一緒に口走る女を私はただ見つめている。

「縄を解いて貰ったら、まず、どこへ指を持って行きたいんだ?」

「ふふふ。。しかし、気の毒だが縄は解いてやる訳にはいかないよ。まぁ、ゆっくりと悶える姿を私に楽しませてくれよ」

「おねがいっ、何とかして。もう、私、気が狂いそう」

今回の痒み薬は、闇のブローカーから高額な金額で最高級品を取り寄せたのだ。さすがの強気で気位の高い女もこの薬の強烈な痒みに耐えかねて思わず救いを求めるのだった。

| 鬼縄のSM | 04:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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女性の「美」への憧憬

団鬼六の小説の世界の根底にあるものは、女性の「美」への憧憬であると私は思う。
けれども時代と共に、団鬼六好みの「美」は姿を消して行く。「和」から「洋」へとライフスタイルが移り変わり、白昼夢 (桃園文庫、1975年)に書かれているように、芦屋でも屋敷が取り壊され、集合住宅と化す。しかしもっとも変わってしまったのは『女性』なのかもしれない。

敗戦後、旧華族は暮らしに困り、『地獄の天使』(1982年)で元子爵夫人は詐欺をはたらき、貴婦人コンプレックスを持つ男達が、いとも簡単に騙される。だが今、果たしてこのように男性の憧れの対象となるような『令夫人』はいるのだろうか。だいいち、言葉使いも行儀も違いすぎる。

しかし全くいないかと言えばそうでもない。『令夫人』そのものではないが、その要素を含んだ女性は、少ないがいるのである。
私の女がまさにそうなのである。私はその女の外見と内面の「美」に憧れ、その『美』を際だたせる為に縛り責めるのである。まさに団鬼六の小説世界の具現である。

そしてそれは失われつつある「和」の美への憧憬でもある。
『蝋人形』(1976年)の、筒井社長の発言は、まさに鬼六のSM美学を代弁している。


『皮なんてものはね、毛唐を縛るのならいいだろうが、日本の女の肌には合わないよ。日本の女の真白な餅肌には麻縄が一番似合うんだ。猿轡だって豆絞りの日本手拭いが実に色っぽく女を引き立たせるものなんだよ。・・・・・・・・そこへいくと西洋の皮で出来た猿轡なんか成る程、完全に声を封じるために皮玉なんかがとりつけてあるけれど実用向きなだけで色気にとぼしいね。あれに色気を感じるなんて言う君はやっぱり変質者なんだよ』

| 鬼縄のSM | 05:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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何回逝かせましょうか。

「人の字」にベッドに縛った女に電マによる快楽責めを味あわせるのは私の楽しみである。
女は悶えさせられるのが一番辛いのである。何故なら悶え、逝かさせられる事が女の最大の恥辱だからである。憎い、かたきの男の手によって悶えさせられ、その最も恥ずかしい姿を男に楽しまれることがこの女にとってどれほど辛いことなのかを私は知っている故に、この女を悶えさせ、逝かせることが私にはたまらないのである。

女にしてみれば鞭や蝋燭で責められるほうがどれほどいいか。苦痛ならまだ耐えることが出来る、と思うのである。
月に一度、この男に痴態を晒さねばならない己が口惜しくて仕方がないのである。男の責めによって味あわさせられる「快楽」は自分の理性でいかに抑えようとも、どうしても負けてしまう自分の女の体が恨めしかった。
今月もその日がやってきた。

悶え、逝くことを恥辱と思わない女に、「快楽責め」をしたところで責めにはならない。自慰の手助けをしたやるようなものだ。しかしこの女には紛れもなく最大の責めとなるのである。
女は悶えまいと平静を装い、逝かされまいと必死で耐えようとする。その姿が何ともいじましい。

電マを女の最も敏感な場所に軽く当てる。
「うっ」
女が反応すれば電マを離す。これを繰り返すのである。
ふふふふ。。。。。
決して逝かせない。簡単には逝かせない。最後まで逝かせない。

そして心ゆくまでなぶったらゆっくりと逝かせる。しかし一度逝ったぐらいでは許さないのはもちろんである。何回逝かせましょうか。

| 鬼縄のSM | 03:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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耳掻き棒責め


耳掻き。ご存知でしょう。この耳かきで女を責めることができます。
別に耳掻き出なくてもいいんですが、細い先端の棒状のものを女の乳首や脇の下。足の指の間や膝の裏。女のあらゆる体の部位に、軽く優しく。そして強く早く。いろいろなタッチで繰り返し嬲る。最後には最も感じる部位へこれを這わす。
結構女の神経をさかなでることができます。いろいろ使ってみたけど、竹の耳かきがやはり一番風情があります。


女はこの耳掻き棒責めを嫌がる。なぜなら感じさせられてしまうからである。
いい気持ちに感じさせられるのならそれほど抵抗はないかもしれないが、耳掻き棒責めはなんとも無理矢理に感じさせられるという印象が強いのである。感じたくないのに感じさせられてしまう。とってもSM的な感じ方なのである。だから女は嫌がる。

大の字に縛った女の体をこの耳掻き棒でじっくりといたぶるのが私は好きである。
秘部の襞をこの耳掻き棒でなぞると快感とも痛いともつかない、なんともおぞましい感触を女に与えることが出来る。これをねちねちとじっくり時間をかけて繰り返すと女は狂うほどに身悶える。秘部の奥からはいやらしい蜜が止めどもなく溢れてくる。女にとっては耐えられない羞恥地獄を味わうことになる。

「あ・・・う・・・・っ」
「い・・・・いっ・・・・・」

女は声を漏らすまいと歯をくいしばって耐えようとするのであるが、耐えきれずに喘ぎ声を漏らしてしまうのである。
ふふふふ。。。。
恥ずかしだろう?
閉じたくても大の字に縛られている脚は大きく広げられて閉じることは許されないのである。

| 鬼縄のSM | 09:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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光の羞恥

薄い布を1枚腰に巻いただけの恥ずかしい姿でベッドに四肢を大の字にくくりつける。
私は大の字ファンなのである。

部屋を暗くして女を安心させる。部屋が暗い方が女は恥ずかしさが薄らぐのであろう。。
私は小さなペンライトというかスモールライトというか小さな灯りを点す道具で女のからだを照らしまさぐるのである。女の体全体ではなく、部分部分を照らす小さな灯りは、部屋全体を明るくするより恥ずかしさを女に与える。
ふふふふ。。。。
耳、唇、足先、脇の下、乳首、そして薄い布をめくり上げて最も恥ずかしい秘部にライトの光線を当てる。暗い中でその部分だけが照らし出される羞恥。
女は手足をベッドに結ばれた縄をぎしぎしと鳴らしながら身悶える。恥ずかしくて閉じたくてもそれは出来ない。

そして羞恥に悶える女の陰核にそっと指を這わせる。

「あっ・・・・・・・・」


私は羞恥心の強い女が好きである。なぜなら恥ずかしさの為に身悶えるからである。その悶える姿が私を喜ばせてくれる。
私は女が悶えるのをこよなく求めているのである。

さぁ、今月も貴女には恥ずかしい思いをしていただくよ。貴女には辛い責めだろうけど、私にはとろけるような甘美な時なのだ。今月はどのようにはずかしめて差し上げようか。
ふふふふ。。。。
減らない借金の利子払い為に貴女は今月も私の事務所に来なければならないのだよ。

| 鬼縄のSM | 01:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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つま先立ち

さぁ、全裸になったところで、手を頭の後ろで組み、腕を張って脇の下を見えるようにして立ちなさい。
そしてかかとをを上げてつま先立ちの姿勢をとるのですよ。
その姿で私を楽しませて下さいな。
私がいいと言うまでかかとを下ろしてはいけませんよ。いいですね。

いつまで耐えられるか。

良いという前にかかとを下ろしたら最初からやり直しです。
私は下ろしても良いですよ。とは言わないから女は何度でもつま先立ちをやり直さなければならない。

脚フェチの私にはたまらない責めである。
吊りでも、私は空中に吊り上げるのを好まない。つま先が床に触れている位の吊りが好きである。脚が綺麗に見えるのだ。

最後には女は疲れて倒れてしまう。そこまで私は許さない。
ふふふふ。。。。。

| 鬼縄のSM | 05:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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原点は子どもの頃の「ごっこ」

SM小説では、Sが嫌がるMではない被害者を無理矢理に意のままに従わせ、支配するというのでなければ、格好が付かないことが多い。そして最終場面では、Mではない被害者はMとなり成長(?)していくのであるが、実際にはほとんどそんなおいしい展開はない。
嫌がる女とSMは出来ないし、Mでない女と無理矢理SMをしたってMには成長しない。合意の上でSMをするMさんは当然SMを嫌がらない。官能小説派の私のようなSが好むSM小説のような状況は、ほとんど具現不可能なのである。

団鬼六先生は、『婦人公論』のエッセイ「SMはセックスの根本である」の中で、「残酷性のないSM、やさしさのあるSM、愛のあるSM、夫婦間のSM、そんなSMが登場してもちっともおかしくない時代になっているのですがね」と予言されていたが、だけどそんなSMでは、官能小説にはならないのだ。

結局私のような官能小説的SM主義者のSMは、子どもの時によくやった「ごっこ」から逃れられないでいるのではないかと思う。
「忍者ごっこ」「お姫様ごっこ」「スパイごっこ」「探偵ごっこ」
それらのごっこの中では捕まって虐められるヒロインが必ず存在していた。そういうヒロイン役をしてくれる女の子が必ずいたのだ。
大人になって(大人になれたのかどうか怪しいところだけど)、つまり性的欲望に目覚めてから、「ごっこ」と性的欲望がくっついたのではないかと思う。そして被虐のヒロイン役をしてくれる愛する女性を捜し求めるのである。
私には幸運なことに、私の「ごっこ」SM、官能的SMの相手をしてくれる愛すべき女と巡り逢えた。神に、否、悪魔に感謝しよう。。。。

| 鬼縄のSM | 09:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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目眩がするほどの時

女はプライドが高いから決して自分の口から、
「お願い、い、いかせて」
とは言わない。いや、言えないのである。

私はそれをいいことに、逝く寸前まで登り詰めさせて、ふっと指を止める焦らし責めを永遠とする。女には逝かせて欲しいと哀願すれば逝かせてやると言うのだが女は言えないのである。
これがこの女のいいところなのだが、女にしてみればやっかいなことになる。

自慢ではないが私の指はいやらしさにかけては誰にも負けない。その動きは虫が這い回るようなおぞましい動きをする。大抵の女はこのおぞましさに負けて恥ずかしい反応を示してくれる。
この女も例外ではない。女の秘部は明らかに密で溢れ私の期待通りの反応を示している。その上こらえきれずに喘ぎ声まで本人の意志とは裏腹に漏れ出している。

ここでという時に私は指を止めるのである。
ふふふふ。。。。
一度でもこの私の責めを受けたのなら、この焦らし責めの苦しさが分かるであろう。しかし女は必死で耐えてくれるのである。耐えるから悶えることになる。その様子が愛おしいから私は何度でも繰り返す。たまらなく愛おしい。
逝かせて。と哀願すればいいのに女はそれをしない。

しかし最後にはついには負けて女は哀願してしまうのであるが、飽きることのない私は更に焦らし責めを続けることになる。果てしない終わりのない責め。この女への私の愛も果てしない。だから責めるのである。

くらくらと目眩がするほどの淫靡で芳醇な時が流れる。

「あーっ・・・・・ く、苦しい。お、お願い・・・・・・・・・・・・・・」
ふふふふ。。。。
まだだよ。
ふふふふ。。。。。。

| 鬼縄のSM | 08:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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