2ntブログ

鬼縄のSM blog(FC2改)

鬼縄のSMブログです。淫靡な妄想の世界を彷徨っています。

2008年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年08月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

ポルノに登場する女達

ポルノに登場する女達は、大抵は現実の恋人より美人で魅力的で、その上、現実の恋人がやってくれそうにない屈辱的な肢体やサービスを示してくれるし、現実には満足されそうにない変な倒錯的嗜好を満足させてもくれるので、ポルノを見続けていると、男は、現実の性交でも、つい、相手の女にとんでもない変な要求をしたり、彼女を思いのまま粗末に扱ったりしがちである。映像の中でしかないにせよ、女が思い通りになるので、女の側の満足をないがしろにして自分さえ満足すればいいと言うような自分勝手なやり方で性交する男を作る点において、ポルノは害が大きいと言えるかもしれない。アダルトビデオばかり見ていて、女は強姦してやると喜ぶとか、強姦した男を好きになるとか思いこんだ男とか、相手の女にいきなり「顔射」する男とかが出来上がってしまうのである。

私の場合は、私の思い描く情景を表現してくれるビデオを見つけるのはけっこう至難の業である。それゆえにそういうビデオと出逢った時の喜びもひとしおである。ビデオだけでなく、私の想いを受け止めてくれる女と出逢うのもこれまた難しいのである。幸いなことに私は素晴らしい女と出逢えてきた。出逢ってきた女達に感謝している。

| 性的SM論 | 07:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

麻由美の本心

「ひと思いに、ああ、ひと思いに殺して下さいましっ」
と、鬼縄からほったらかしにされた麻由美が、せっぱ詰まった声を出した。
痒み薬を塗られて放置されるほど辛いモノはない。姉の彩は焦らされながらも、それでも源八から責め具で刺激を受けているので多少は痒み地獄から救われるのだ。まっ、それも痒みをやわらげると言うよりかえって性感を増す新たな屈辱を受けるようなものだが。それでも放置されるよりはましかもしれない。

「痒み地獄から救われたいかね?麻由美。」
「ああっ。。お、お願い。鬼縄さん。た、助けて下さいましっ」
「だめだね。ここで助けてやっても、どうせ今宵が過ぎれば元のお前に戻って、私を嫌うだろう。今度は許婚の医者の戸田良一に助けを求めるかもしれん。」
「良一さんにあなたとのことを話せる訳がありませんわ。口が裂けても、相談することさえ出来ません。だからお姉様に相談したのですわ」
「そのお姉様も案外頼りなかったなぁ。逆にあれほど気味が悪いと嫌っていた源八の性奴隷になると約束しちまうんだからな」
「ところで、そんなに戸田良一のことがだいじかね」
「当たり前です。私の婚約者です。この世で一番大事で、唯一私が心から愛している方ですわ」
「言ってくれるね。じゃぁ、俺とのことは何だったと言うんだ?単なる気まぐれだったとでも言うのか。まぁいい。。お前には一生かけて俺に償って貰うよ」
「私が鬼縄さんに何をしたと言うんです。あなたとのことは良一さんと出逢う前に解消したはずですわ。今更こんな仕打ちを受けるいわれはないのですわ」

やはり麻由美の本心は医者の戸田良一に向いていたのだ。そんなことは充分に分かっていたが、このような切羽詰まった状況でも、気丈にも鬼縄に媚びを売らない麻由美が更に憎く思われたのだった。
「そうかね。それじゃぁこのまま痒みに狂うんだな。どれだけ耐えられるか、お前の精神力で耐えてみせるんだな」

| 麻由美の場合 | 05:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ポルノは思いのまま

なかには、自分のヌード写真を多くの男達が一人密かに見ながら、マスターベーションをしているということ、自分がオナペットとして使われているということを知って、誇らしいと喜ぶ女もいるが、そのようなことは想像するだけで気味が悪いという女もいる。差別的性分化の中では、男の不能をどうにかしようとする対策はすべて性差別的にならざるを得ないが、ポルノもその例に漏れない。ポルノの重点は、刺激剤としての女体と女性器のイメージ、すなわち男の性欲を刺激してなかなか勃起しないペニスを勃起させる為の性対象、「もの」としての女体と女性器のイメージにあり、その女体と女性器が魅力的でありさえすればよく、その持ち主は誰でもいいからである。身体さえ魅力的であれば、個人の性格や資質などどうでもいいのだ。いやむしろ余計なその個人を特有化する性格などは不要なのだ。

現実に女と性交するには、ふられて恥をかく危険に怯えながら、彼女がその気になるように口説く為に多大の時間とエネルギーを使わなければならないし、やっと性交に持ち込んでも、いろいろ彼女に気を遣い、自分のやりたいことを抑え、上手くゆかないのではないか、彼女を満足させることが出来ないのではないか、セックスの下手な男だと馬鹿にされるのではないかなどと恐れながら、時にはあまり気の進まないこともやり、無理して射精を引き延ばしたりもしなければならないし、嫌になっても途中で勝手にやめる訳にはゆかないが、ポルノを見ている分には、たくさんいろいろなのがあるから、気に入らなければ、すぐ他のに代えればいいし、いつ中断してもいいし、全く思いのままである。

| 性的SM論 | 06:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

単純な男

「そうか。鬼縄さんはもう少し麻由美を痒み責めで狂わせようというのだな。俺の方は、彩が俺の性奴隷となる約束をしてくれたので満足だよ」
と、源八は薄ら笑いを浮かべてそう言ってから、大小二つの責め具を手にして彩に身を寄せて行った。
源八は単純な男だな。この女どもは、今は痒みから逃れる為にそう言っているが、事が済んでこの場から帰ったら約束通り言うことを聞くかな。それほど従順な女どもではないのさ。約束を守らせるだけのモノがなければ言うことなどきかんさ。と、内心思ったが、源八はこの美しい姉妹を今宵責める為だけに呼んだいわば道具だ。これが済めば源八などには用はないわ。とも思った。
「源八。俺はもう少し麻由美をこのまま痒みにまみされさて、悶える姿を楽しむよ。お前は好きなように彩を責めるがいい。」

「それでは痒みをほぐしてやるよ」
源八は彩の宙に浮いた肉付きのいい優美な太腿を手で撫でさすりながら、責め具の先端で悩ましい濃密な茂みの上を軽く叩いたりした。
また、この男達の猫がネズミをいたぶるような淫靡な責めが始まったと彩も麻由美も思いながら、その口惜しさが一層、官能の炎を燃え立たせることとなり、忽ち、二人の男の術中にかかって狂おしい身悶えと一緒に甘美な声を漏らし始めた。
「そ、そのように焦らさず、さあ、ひと思いに。。。」
と、彩は源八の軽く突いたり、そららしたりする意地悪さに耐えかね、女っぽく鼻を鳴らして拗ねたように腰を揺さぶっている。

| 麻由美の場合 | 05:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

麻由美にとっては地獄

「いいだろう」
と、源八は満面に笑みを浮かべてうなずいた。
「それでは、俺に対する恨みは一切、この場で水に流して貰いたい。俺が理不尽に言い寄ったなどという考えは綺麗さっぱりここで忘れるのだ。そしてこの源八様の性奴隷となるのだ。どうだね?彩。」
源八は美しい眉根を寄せて、キリキリ歯を噛み鳴らしながら痒みを耐えている彩に詰め寄っていった。
「返事をするんだよ、彩さん」
彩にはもう人間の意志などなかった。何とかこの痒みから逃れたいという一心しかない。
「もうそのようには思いません。そしてこれからは源八様が満足される女となります。」
激しく喘ぎながら、彩が唇をふるわせて言うと、源八は満足そうにうなずいて、その隣の麻由美の方へ目を向けた。
「さぁ、麻由美さんも姉上の申されたように、はっきり口に出して言うのだ。鬼縄さんの性奴隷になるとな」
源八が浴びせかけるようにそう言うと、汚辱の底にのたうっている麻由美も、情感に溶けたような眼差しを薄く開きながら、
「鬼縄様の、性、性奴隷となります」
と、はっきりとした口調で言うのだった。

「ちょっと待った。源八!お前の彩はそれでいいだろうが、俺の麻由美はそう簡単に許す訳にはいかないよ。この前だって、俺の奴隷になると宣言しておきながら、その場が済めば元の気位の高い女に戻って、俺が連絡するまで知らんぷりをしていた女だからな。今度はそう簡単に信用できないのさ」
と、鬼縄は源八のように単純なことでは満足しなかったのである。それほど鬼縄は麻由美に裏切られたと勝手に思いこんで恨んでいるのである。麻由美にとっては地獄であった。

| 麻由美の場合 | 09:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

男の性欲は社会的、政治的問題?

野坂昭如の『エロ事師たち』はポルノを生業にしている男達の哀歓を描いて絶妙に面白い作品であるが、エロ事師の一人、スブやんの次のような発言はまさにポルノのみならず、SMの本質を適切に言い表していて興味深い。「男どもはな・・・・・切ない願いを胸に秘めて、もっと違う女、これが女やという女を求めはんのや。実際にはそんな女、この世にいてへん。いてへんが、いてるような錯覚を与えるのが、わいらの義務ちゅうもんや・・・・・・・エロを通じて世の中のためになる、この誇りを忘れたらあかん・・・・・・目的は男の救済にあるねん、これがエロ事師の道、エロ道とでも言うかなあ』、など。しかし、何故男達はこれほどまでしてペニスを勃起させ、性交したいのであろうか。女どもには到底理解できない欲望(性欲)が存在している。この欲望(性欲)の存在にこそ、大きな社会的、政治的問題が潜んでいるのである。ゆくゆく論じようと思う。
出来ることならこの欲望(性欲)を男達は放棄すべきである。放棄すれば社会的、政治的問題から解放されるのではあるが、残念なことにそれは一部の男達を除いては出来ないことであろう。

| 性的SM論 | 08:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

偽善者どもは地獄に堕ちろ!

ポルノには性本能が壊れていてどうやればいいか分からない男と女にセックスのやり方を教えるという役目もあるが、基本的には、不能に陥る危険に常にさらされている男に、女体と女性器について魅力的な幻想を抱かせ、性交への意欲を奮い起こさせる為のものである。一部の女は、ポルノを見たり読んだりする男達をいやらしいと軽蔑するが、いやらしいと言うことは軽蔑されるに値することであろうか。

SMをテーマにする私のブログやサイトは削除や規制対象にされているが、そもそも「性」をテーマにしたブログやサイトが規制されているのである。SMをはじめとする「性」をテーマにしたブログやサイトを規制していいものだろうか。規制して当然だとおっしゃる御仁こそ人間の本質を理解していない人間なのである。そういう偽善的人間が社会をおかしくしてきたことを理解していないのである。結婚しているカップルが子供を産む為だけに行うセックスこそ正しいセックスなどとおっしゃる偽善者こそこの日本の社会を駄目にしてきたのである。男と女の性的交渉を否定する偽善的人間は地獄に堕ちるだろう。いや墜ちなければならないのである。

さて、現実の男達は性交を心おきなく充分楽しみ、更にその他に、暇な時に余裕を持ってポルノをも楽しむというものではない。現実の男達は余裕無くポルノを必要としているから、時には本末転倒して手段が目的と化し、現実に女と性交するより、ポルノでマスターベーションをする方がいいという男が現れたりするが、もしかしたらこれは本末転倒ではないかもしれないのである。
女は男とのセックスに期待をしていない場合がほとんどである。セックスに期待をしているのは男だけである。女は最初から男とのセックスよりマスターベーションで快楽を得ているのである。

G・グロデックは、マスターベーションが人間の第一の本来の性活動であって、性交の代理などではなく、性交こそマスターベーションの代理であると述べている。性交は男にとっては膣を、女にとってはペニスを摩擦の道具に使ったマスターベーションであると彼は言っている。そうだとすれば、マスターベーションの為に用いられるポルノは重要な役目を果たしているのである。性交を目的としていないSMも同じく、私のような一部の人間にとっては、重要な存在意義と言っても過言ではないのである。これを認めないのは、私の存在を認めないのと同義語である。

精神科医の福島晃によれば(『ものぐさ人間論』)、ポルノが厳しく禁止されている国ほど性犯罪が多いそうである。このことからも偽善者どもはやはり地獄に堕ちるべきであろう。

| 性的SM論 | 07:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |