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2008.05.17 Sat
「まず、この中のどろどろした薬液を前門と後門にたっぷり塗り込める。そうすれば最初は痒くてたまらなくなり、やがて、それがこの世のものとは思われぬ桃源郷に変わり出すのだ」
源八はそう言って、擂り粉木で鉢の中のものをゆっくりかき回し、彩の目に示すのだ。
「どうだ、彩どの、見るからにムズムズと体中が痒くなってくるだろう」
鉢の中の緑がかった溶液を源八は擂り粉木で掬い上げては垂らして見せて淫靡な微笑を口元に浮かべるのだった。
鬼縄も源八のすることに見習って、鉢の中身を擂り粉木で掬い上げてはしたたらせ、それを麻由美の眼に無理矢理見せつけようとしていた。
彩と麻由美は共に突き上げてくる嫌悪の情で互いにそれより必死に視線をそらせ合っている。
美しい姉と妹のそんな狼狽ぶりが源八と鬼縄にはたまらなく楽しいのだ。
「それでは、そろそろ塗って差し上げようか」
源八がそれを指先にたっぷり掬い上げて二肢を突き上げている彩に身をすり寄せると、
「待、待って下さい、源八さんっ」
と、彩は布団の上に乗せた双臀を激しく揺り動かせて必死な声を張り上げるのだった。
「今更、うろたえるなどみっともないぞ。彩さん。もう覚悟は出来ている筈だ」
源八は幾重もの鮭肉色の襞を見せて開花している彩の女の源に目をこらし、また、その下のぴっちり締まったいじらしい菊の蕾に淫らな視線を走らせて言った。
「今宵限り、姉妹揃ってどのような辱めにあっても構わぬとたった今、誓ったばかりではないか」
源八にそう浴びせかけられると、彩は返す言葉もなく悲しげに視線をちらっと隣の麻由美の方へ向けた。
麻由美も詰め寄る鬼縄を必死に避けようとして座布団に乗った双臀をうねり舞わせている。
「許してっ、ああ、お許し下さい、鬼縄様っ」
と、悲痛な声を出し続ける麻由美を彩は大粒の涙を流しながらじっと見入っていたが、
「麻由美、もう逃げられません。共に地獄へ堕ちましょう」
と、端正な頬をひきつらせて彩は言ったのだ。
俺を小馬鹿にしたような態度をした女どもが、このように狼狽し許しを請う情景に鬼縄は溜飲を下げる想いであった。もっともっとこの女どもを辱めて凌辱し苦しめてやろうと思うのであった。
| 麻由美の場合
| 08:28
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2008.05.09 Fri
「源、源八様。もう、もうそのようなむごいことはおっしゃらないで下さい」
彩は閉じ合わせた切れ長の目尻より熱い涙をしたたらせながら、唇を小さくふるわせて言うのだ。
「もう彩は汚された身でございます。このようにあなた達の汚い返り討ちに合っている私達にそのような辛い言葉を吐きかけるなど、あ、あまりでございます」
彩は遂に号泣した。
「ハハハ、成る程。あまりの嬉しさに彩どのと麻由美どのの苦しさなど考えるゆとりもなくなったらしい」
とにかく、色責めにおかけいたそう、と源八は鬼縄の方を振り向き、鬼縄の手にしている朱塗りの箱を受け取って蓋を開いた。
「これはもうご存知と思うが、水牛の角で出来た女泣かせの珍品、しかし、これは何かご存知あるまい」
源八はニヤニヤしながら飴を捻ったような形の細長い棒状のものを箱の中より取りだした。
「これはな、彩どの、菊泣かせと言って、そら、ここを責める棒ですよ」
と源八は彩の宙に浮き立たせている両腿の深い下層に息づいている可憐な菊花をそっと指でさすり上げた。
ああっ、とその瞬間、彩は艶やかなうなじを反り返らせ、全身を羞恥で燃え立たせながら、カチカチと奥歯を噛み鳴らしたのである。
実は、彩は自分の菊花が人一倍感じることを知っている。今までそれを悟られない為に、ベッドを共にした男達にも決して触れさせなかった。ましてやストーカーの源八などに菊花が感じてしまうなど決して知られたくないことなのだ。しかし痒み薬や、いやらしい棒状の責め具で責められたら、どのような痴態を晒してしまうであろうか。菊花が感じるなど羞恥心と自尊心が高い彩にとって知られてはならない秘密のことなのだ。彩は激しく狼狽した。
鬼縄の方も黒塗りの箱を開けて、男をかたどった珍器とねじり棒を取り出し、それでまっかに上気した麻由美の頬をつっついてはからかい続けている。
「さて、それでは表裏一体の責めというのをお二人に試してみるかな」
| 麻由美の場合
| 06:10
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2008.05.04 Sun
擂り鉢の中を擂り粉木で幾度もかき回していた鬼縄は、
「これで充分だろう。見るだけでもムズムズするような粘っこさになってきた」
鬼縄はそう言って、擂り鉢の中のどろどろしたものを擂り粉木で掬い上げ、したたらせながらニヤリと笑った。
「それでは、彩どの、私が調合した色薬、これからたっぷり味わっていただこうではないか」
戸板の上へ人の字に縛りつけられた美しい姉妹。
あれほど鬼縄の責めを受けるのを拒んだ麻由美であったが、鬼縄のブログに痒み薬で悶える、あの時の思い出すだけでも恥ずかしい写真を公開されると脅されて、しぶしぶ鬼縄のアパートに姉の彩と共にやってきたのである。
麻由美はこの期に及んではこの難局を一人で対処するにはもう限界であった。鬼縄に言われなくとも姉の彩にこの状況を説明して助けを求めるつもりだったのである。
鬼縄は以前から麻由美の姉の彩にも目をつけていた。麻由美の会社で何度か彩とも会っていたが麻由美にひけを取らないスタイルのよい美人であった。毒を喰らわば皿までの精神で前から憧れていた姉の彩までを毒牙に掛けようと思い立ったのだ。
義侠心の強い彩は妹の麻由美の難局を知るや、この難局を打開しようと鬼縄のアパートまで妹の麻由美と連れだってやって来たのであった。
美人姉妹を前にした鬼縄は、今晩一晩だけSMプレイをしてくれたらお前達のことからは一切身を引くからなどと、口からでまかせの約束をし、SMプレイをしてくれないのなら麻由美の写真をブログで公開すると脅し、美人姉妹とSMプレイをさせることを承諾させてしまったのである。
一時は、鬼縄を信頼して数々の相談までした間柄である。今宵一晩SMプレイに付き合えば、これ以上約束を反故にすることもないだろうと姉妹はこの男をまたもや信じてしまったのである。
「本当に今晩一晩だけ、あなたにお付き合いをすればもうこのような真似はなさらないとお約束していただけるのですね」
「ああ。もちろんだとも。今宵一晩だけさ。ふふふふ。。。。」
二人は、身勝手な嫉妬と復讐心を心の内部に満ち溢れさせている男との約束を信じてしまったのであった。
彩と麻由美は一糸まとわぬ素っ裸、共に臓物まで露わに晒して、戸板の上へ人の字に縛りつけられたのであった。
| 麻由美の場合
| 07:17
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2008.05.04 Sun
「ああ、そ、そんな」
彩と麻由美は上気した美しい顔を正面に戻して細い眉をしかめ、軽い狼狽を示した。
「表裏責めという骨まで溶けるような楽しい遊び方を教えてやるんだ。それには、まず、お尻の穴を二人ともはっきりさらけ出して貰わなくてはな」
源八は舌なめずりしながらそう言い、鬼縄もそれを手伝って美しい姉妹の二肢を大きく割裂かせた形のまま鴨居の麻縄につなぎ止めるのだった。
妖しい白さを持った優美な二肢が華奢な足首に縄を巻き付かせて、ぐっと削いだように宙に浮き上がる。
野卑で卑劣な男達の眼前に内腿の奥深くに秘められた可憐な菊花まで露わにさらけ出してしまった美しい姉妹は首筋も耳も真っ赤に火照らせて互いに眉を辛そうに寄せ、なよなよと左右に首を振り続けている。
「そら、二人とも、これを尻の下に敷くんだ」
源八は座布団を二つ折りにして彩の量感のある双臀に両手をかけて宙に浮かせるとその下へ素早く二つ折りにした座布団を押し込んだ。
共に形のいい双臀をでんと座布団の上に乗せ、その上層の美しい花弁と下層の可憐な蕾を生々しくそこに晒してしまった姉妹を見て鬼縄と源八は声を出して喜んだ。
痛烈な羞恥と強烈な屈辱感。彩と麻由美はその為、真っ赤になった顔を共に激しく揺さぶって宙に浮き上がらせている優美な太腿をがくがくとふるわせている。
「どうだな、彩どの。あれほど嫌った私の前に尻の穴までこうして見せなければならぬ辛さ、何か言いたいことがあれば聞きますよ」
などと源八は言い、布団の上に乗せられた彩の豊かな双臀をぴちゃぴちゃと楽しそうに平手でたたくのだった。
| 麻由美の場合
| 04:12
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2008.05.04 Sun
面白い男を紹介しよう。と、言って鬼縄は一人の男を部屋に招き入れた。
その男を見た姉妹は同時に「あっ!」っと、驚きの声を上げた。
驚くのも無理はなかった。鬼縄に招き入れられた男は、姉の彩にずっとストーカーのようにまとわりついている金融ブローカーの森源八という男であった。
森源八がどのようにして姉の彩と知り合ったのか、詳しい事情は鬼縄は知らなかったが、以前麻由美から姉の彩に蛇のようにしつこく言い寄ってくる源八をなんとか追い払う方策はないかと、相談をされたことがあったのだ。彩は断っても繰り返し言い寄ってくるこの金融ブローカーの源八をとても気味悪がっていたのだ。それはもう脅迫と言ってもいい言辞でしつこく言い寄られていたのであった。鬼縄はその源八をこの場に呼んでいたのであった。
「お、鬼縄さん!あ、あなたという人は何という・・・・・・」
その後の姉妹の声は言葉になっていなかった。
「いいではないか。彩さまの悶え狂う恥ずかしい姿を源八にも見せてやったら如何かな。」
「ふられて口惜しい思いをさせられた源八の気持ちは痛いほど分かるのさ。源八にも彩さんへの復讐をさせてやろうと思ってな。俺の親切ごころさ。ふふふ。。。。」
鬼縄は勝手な言いぐさを言っては、口惜しさとおぞましさに唇を噛み締めている姉妹の表情を楽しんでいるようだった。
「鬼縄さん。この女達に二カ所責めの楽しさを教えてやろうじゃありませんか」
源八は二つの戸板が並べられた丁度、真上の鴨居に麻縄を掛けている。
彩と麻由美の両脚を吊り上げた格好にさせようとしているのだ。鴨居から4本の麻縄が垂れ下がると、
「じゃ、鬼縄さんも少し手伝って下さいよ」
と、源八は戸板の両端へ縛りつけてある彩と麻由美の二肢を解き、その優美な下肢をすぐさま、鴨居につながれた縄につなぎ止めようとするのだ。
| 麻由美の場合
| 01:32
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2008.04.29 Tue
私は麻由美に対して更なる難問を突きつけた。
「今度来る時には、お前の姉の彩も連れてくるのだ。姉妹そろって痒み薬で責めてやるよ。ふふふ」
「言うことを聞けないというのなら、この前撮ったお前が痒み薬に悶えている恥ずかしい写真を俺のブログで公開してしまうぞ」
「『鬼縄さん、よく考えてみて頂きたいの...。貴方は過去である私に執着して、ご自身の人生を棒にふるおつもりですの?。鬼縄さんはまだ若いわ。私以上に貴方の事を理解してくれる方が、この先きっと現れます。婚約している私に執着して下さっても、鬼縄さんの時間の無駄というものです。私は鬼縄さんには幸せになって頂きたいのです。どうか未来をみて、新しい方と幸せになってください。。」
ふふふ。。。。
このように言われて「あー。そうですか」と言うぐらいなら最初からこのようなことはしてやいない。やはり麻由美は俺の気持ちが分かっていないのだと思うと、嗜虐心が更に燃えさかるのを感じた。
他の女で間に合うのならとっくにそうしているのだ。こんな手の込んだ復讐などすることはないのである。それに俺は結構もてる。俺に縛られたいという女の申込みも、断るのに苦労するぐらいあるのだよ。女に困って麻由美に固執している訳ではないのだ。執着するだけの理由が麻由美には分からずとも私にはあるのだ。
麻由美という女は私の嗜虐心を刺激し続けてくれる不思議な女である。普通の女なら他の男と婚約でもすればあっさり諦めて別れられるのに何故かそういう気持ちにならない。きっと俺には、正しいこと、美しいもの、幸せなもの、それに強い者への嫉妬と憧れが混在しているのだろう。まさに麻由美はそういうものを兼ね備えた象徴的な女なのである。そして俺にはそういう女を汚したい、貶めたい、不幸にしたいという卑屈な願望があるのだ。だから私は麻由美に執着するのであろう。
「お説教は充分だよ。お前に説教される筋合いはない。姉の彩と一緒に私に責められるか、それとも恥ずかしい写真をブログで公開されるのを選ぶか、よく考えろ。」
「明日の夜、7時に俺のアパートまで姉の彩と一緒に来るのだ。いいな。待っているぞ。ふふふ。。。」
| 麻由美の場合
| 04:51
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2008.04.16 Wed
「やっと連絡をして来たか。そろそろお前を呼び出そうと思っていたところだ。3ヶ月もご無沙汰だったからな。またお前の悶え苦しむ顔を見たくなったところだよ。丁度よかった」
私がとぼけて言うと、麻由美が
「実はそのことでお話があるんですが。。お話というよりご相談、いえお願いがあるんです。毎月私の収入の半分と言わず、全部を鬼縄さんに差し上げますから、SMのお相手をすることだけは勘弁していただきたいの」
麻由美は結局まだ分かっていなかった。俺が何であのような行動に出たか。麻由美は私の気持ちなど理解していないことが分かって、麻由美に対して更に憎悪の気持ちが膨らんだ。
私にとっては金のことなどはどうでもいいのだ。麻由美をいたぶり責めるのは、愛情の裏返し、俺の気持ちが通じないことへの恨みであり、未練なのである。それなのに金の力で俺との関係を無かったことにしたい麻由美の申し出には無性に腹が立った。
「俺とはビジネスライクのように金で片をつけたいというのか。俺とはSM関係を継続したくないというのだな」
「は、はい。鬼縄さんとはもう男と女の関係にはなりたくないの。ましてやSMを継続するなんて、婚約者がいる私には無理ですわ。お、お願いです。わかってください。お願いです」
「ふふふ。。。そんなことを言っていいのかね。金で済まそうとするなら婚約者の良一の分まで頂かないとね」
「そ、そんな。。それは無理です」
「それなら金で解決するのは無理だな。俺は金よりもお前の困った顔や悶える顔が見たいのだよ。お前の身体が欲しいのさ」
「私の身体が欲しいのなら、ネチネチといやらしい薬などでいたぶらずにひと思いに抱けばいいじゃないの」
「馬鹿な。そんな簡単な方法で私の気持ちが収まると思っているのかね。お前は俺の心を理解していないようだ」
「鬼縄さん!それと私のことを『お前』呼ばわりは止めて下さらない。あなたに『お前』と呼ばれる筋合いはないわ」
麻由美という女はどういう思考回路をしているのだろう。俺を怒らせてどうするのだ。俺を挑発しているのか。
麻由美はその気位の高さや人一倍の負けん気の強さで、つい相手を怒らせてしまうのだ。どのような状況においても相手に屈することがお嫌いのようだ。それが自分を追い詰めてしまうだろうということが分かっていても、相手を挑発してしまうだろうということが分かっていても、自分を抑えられないのだろう。全く私好みの女である。
私は麻由美に対して更なる難問を突きつけるのであった。
| 麻由美の場合
| 08:10
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2008.04.12 Sat
麻由美を痒み薬で責めたあの日から、私から麻由美には連絡をしなかった。あれだけの痴態を私の目の前で晒し、その恥ずかしい痴態の写真を撮られ、悶える声を録音された麻由美にとって、私から3ヶ月も連絡がなかったら不安になるはずである。だから必ず麻由美の方から私にコンタクトがあるはずである。脅しの材料を使って麻由美を呼び出すのは簡単であるが、それでは全く面白くない。不安に駆られた麻由美が私に連絡をするという風にさせることが私の嗜虐の美学であり哲学なのである。私からは決して連絡をしない。それが私のやり方である。なーに。連絡がなければ無かったで、それが新たな責めの口実にもなるし、新たな脅しの手口も考えつくというものである。私は1年待っても麻由美から何の連絡がなければ、それを口実にもっと卑怯で卑劣な手口で麻由美を責める準備をしていた。麻由美は気がついていないが、それが出来る材料を私は持っているのだ。ふふふふ。。。。。
麻由美に直接脅しの材料を振り回して、私のいいなりにさせると言うのも一つの方法ではあるが、そのような野暮なことは私は好まないのだ。じわじわと真綿で首を絞めるように麻由美に気がつかせるというのが私のやり方であり、好みなのである。私から連絡がないことをいいことに、この件があのアパートでのことで済まされると思ったのなら大きな勘違いである。
ブログでこのように書いているのも麻由美に対する復讐の内なのである。麻由美自身の口から、私に対して身と心を差し出す行動を取らなければ、私は更なる陰湿で淫靡な責めを用意するであろう。
案の定、あのアパートでの一件から3ヶ月経った頃麻由美から私に連絡が入った。
| 麻由美の場合
| 07:39
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2008.04.10 Thu
「ああ、助けてっ」
「気が狂いそうだわっ」
言語に絶するといえる狂乱状態になっている麻由美の姿はなんと美しいことか。女の悶え狂う姿こそ私が求めているものなのだ。なるべく長い時間麻由美を悶え狂わせていたいと私は思った。
麻由美は嗚咽の声を漏らしながら、
「ああ、あなたから逃げ出したことは心から謝ります。で、ですから、この痒みをなんとかしてっ。ね、お願いです」
と、私にとうとう哀願を始めたのだ。
麻由美は自尊心と気位が高い女である。ひとに哀願するなどということは普段ならしない女である。その麻由美がこの私に必死に哀願を始めたのだ。私はこの時を待っていた。麻由美に復讐する時である。
「よし、これからは心から俺の性奴隷になると言うのだな」
私が狂乱の麻由美に詰め寄ると、麻由美はひきつった声で、
「麻由美は身も心もあなたの性奴隷になり切りますわ。二度とあなたの傍からは離れません」
と言うのだ。
「医者の戸田良一と結婚しても、俺の呼び出しには何をおいても応じるのだな。今日みたいに俺を待たせるなよ。」
「は、はいっ」
「俺のどんな責めも受けるというのだな。あれは嫌。これは駄目などとわがままはいわせんぞ」
「は、はいっ。ど、どんなことでも致します。わがままは言いません」
「で、ですから、お、おねがいですっ。。ああ、もう・・・・・・」
声をふるわせて麻由美が言うと、私はゴムの筒具を麻由美に見せた。
「これで痒みをほぐしてやろうか」
私が筒具で軽くなぜさすると、麻由美は急激にたかまった涕泣と一緒に割開いた両腿をブルブルふるえさせ、
「ああ、早く、ねぇ、はやくそれで・・・・・・」
と、せっぱ詰まった声を出すのだ。
「ふふふ。まだ、おあずけだよ」
と、私は意地悪くわざと燃えている肉体の上をなするだけで麻由美を焦らし、
「じゃぁ、これからはお前の収入から半分を私にくれると、はっきり口に出して言うんだよ」
「これからは医者の収入とお前の会社の収入とたっぷりあるんだから、お前の収入の半分くらい軽いもんだろう。毎月150万円くらいかな。。」
「嫌ですわ、そんな」
と、鼻息を荒々しくしながらも麻由美が真っ赤な顔を左右に揺さぶると、
「いえなきゃ、痒みをほぐしてやる訳にはいかんな」
と、また意地悪く筒具で淫靡にさすり上げながら私はせせら笑うのだ。
「そ、それは麻由美の一番、大事なものですわ」
「で、でも仕方ありませんわっ」
と、逆らう術もなく泣きじゃくりながら言うと、そんな言い方じゃ駄目だ、もっとはっきりした表現があるだろうと、調子づいて麻由美を虐めるのであった。
「はっきり大きな声で言えなきゃ、もっと痒くなる薬を塗るぞ」
「嫌っ、い、言いますから、もういじめないで」
麻由美は激しくすすり上げながら、横に火照った顔を伏せて、
「私の毎月の収入の半分を鬼縄様に差し上げます」
と、途切れ途切れに口にしたが、
「声が小さすぎるぜ。もっと大きな声で言うんだよ。ちゃんと言わないと半分から全部にしてしまうぞ。ふふふふ。。。。。」
ようやく私が願いを叶えてやると、麻由美の柔らかい筋肉は待ち受けていたかのようにからみついていく。
| 麻由美の場合
| 08:08
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2008.04.08 Tue
身内の奥深くからキュート心臓まで締め付けられるような鋭い痒みが生じて麻由美はああっ、と艶っぽいうなじを大きく仰け反らせながら嗚咽を漏らした。
それが痛烈な痒みなのか、快感なのか麻由美自身、判断がつかなかった。突き上げてくるような激しい痒みの為に割裂かれた両腿の筋肉は引きつったように痙攣するのだったが、同時に官能の芯に火がつけられたような名状の出来ぬ情感がこみ上げてきて麻由美はおびただしい反応をまたもや示すのであった。
「か、かゆいわっ」
麻由美は耐えられなくなったように激しく左右に首を揺さぶりながら悶えた。
「少しは苦しむがいいのだ。お前から一方的にSM関係の解消をメール宣告された時、俺は本当に目の前が真っ暗になったのだ。理想の女と巡り会え、しかも探し求めていた情景をお前とは構築できると思っていたのだ。俺がどれほどお前のことを求めていたか。どれほど思っていたか。俺の苦しみをお前にも味わって貰おう」
勝手な嫉妬と恨みに支配された私は、苦しげに緊縛された裸身をよじって悶え狂う麻由美を小気味よさそうに見るのだった。
私が今後の為に利用しようと企んで写真を撮ろうとした時には、麻由美の身悶えと昂ぶった声は最高潮に達していた。
| 麻由美の場合
| 09:02
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