Sの手腕
私のSMは嗜好的には貶めるSMであり、育て上げる調教とは趣を異にしています。
しかし妄想ではなく関係という面からこの話題について述べればMを磨き上げるのは確かに
Sの手腕でもありましょう。私もSの端くれですからそういう希望も持っています。
しかしよく考えてみれば、SがMを育てるとは限らない。MがSを育てることだってあります。
特にSが初心者の場合は、ベテランMに磨かれる経験は必要かもしれません。
関係においてはどちらがどちらをということばかりでなく相互に磨き合うこともあるでしょう。。
要はお互いがその存在を必要としあう関係が望ましい。
その意味でSMを依存の道具にしている傾向があるのは、私にはさみしいことです。
依存ではなく補完関係を築くべきでしょう。。
以前、私はMに被虐の表現を求めるコメントを書いた。
今、私は反省をしている。
Mに被虐の表現が出来る者が少ないのではなく、私がその表現を引き出せなかったのに過ぎなかったのだ。
手腕のあるSならMに被虐表現を充分にさせられる。このことに気付かなかった。
また手腕のあるMならSを妄想世界に引きずり込むことも出来る。
どちらがリードしても構わない。手腕のある者がイニシアチブを取れば良いのだが、
私はMが私の前で充分にその表現を披露してくれる手腕を持ちたいと思っている。
- 関連記事
-
- 状況で責める。 (2004/04/22)
- Sの手腕 (2004/03/21)
- 被虐の表現 (2004/03/20)
| 鬼縄のSM | 05:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑