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鬼縄のSM blog(FC2改)

鬼縄のSMブログです。淫靡な妄想の世界を彷徨っています。

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階級闘争か?

SMプレイにおける男性Sは、普通のセックスに飽きたか、正常な性交では、己へのコンプレックスからか、相手を充分に満足させられないとの強迫観念を持っているか、倒錯趣味によってしか性欲が沸かないか、それとも女性Mを悦ばす為の奉仕役になるかのいずれかの動機を持っていると思われる。逆に言えば、やたら精力旺盛で、射精を繰り返すことにしか関心のない動物的な男性は、想像力を用いたSMを楽しむ余裕に欠けるきらいがある。

団鬼六官能小説では、男性・女性を問わず、復讐心によるサディスティックな行為が描かれることが多い。
中には、社会階級の下のものが上のものをいたぶるという、性倒錯に社会的逆転が加わった「階級闘争」の様相を帯び、財産を全て奪われ、凌辱されたあげく、絞首刑に処せられるという、まるで社会主義革命のパロディのような作品もある。




鬼六の小説は、普通なら手に入れられない女をアクドイ手段か金の力で無理やり手に入れるという、男性には夢のような暖かい話でもあって、小説に登場するサディスティック男性は成り上がりか悪党が多い。
小説の発想も前述のように逆転劇に近いような気がする。だから、うだつの上がらない男の救済もしくはウサを晴らすための意味合いも多い気がするのである。

ですから西欧サディストの絶対的権力者が嗜む、貴族社会の快楽追求とは少々趣が異なるかなと思うのです。それらは神に選ばれし血族が誇るものであり、逆転劇ではないですから。
ですから、我々鬼六の小説ファンは日常では女性にコンプレックスがある男が多く、また、優しい男が多いのではないかと思うのです。
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