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鬼縄のSM blog(FC2改)

鬼縄のSMブログです。淫靡な妄想の世界を彷徨っています。

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これほどの優越感

「ああ、鬼縄様っ、許してっ、もうこれ以上、麻由美は耐え抜く力はありませんっ」
麻由美は鬼縄の指先が、淡い繊毛の上をそろりと撫で、幾重もの薄紅の襞を晒しているその辺りをまさぐろうとすると、甲高い声を張り上げて、おどろに乱れた黒髪を左右に揺さぶり続けた。

「ああ、源、源八様、あ、あまりでございます。そ、そのような。」
彩も源八の指先でその部分をまさぐられると、ひきつった声を張り上げ、哀泣する。
「あれほど俺の気持ちを無視し、.しかも女の喜びは必要ないと宣言したお前だ。そのお前が痒み薬ごときで取り乱すものではない。最後まで信念を貫いたらどうですかな。」
源八は、まるで薄い皮でも剥くように甘美な肉の襞を左右にほぐしていきながら、指先のぬらぬらした薬液を塗り立てていくのだ。
「あっ」
と彩は全身をピーンと硬直させた。

彩にも麻由美と同様将来を誓った恋人がいる。この姉妹は一般的にエリートといわれる人種と付き合いを深めるようだ。鬼縄や源八のようなフランスコース料理さえ満足に食せ無いような人種とは肌を合わせないのだ。そのような高邁な姉妹がいやらしい、社会から疎外されているような男どもの目の前で、痒み薬のせいとは言え、腰を振って全身汗まみれになりながら悶えている痴態を晒すなどあってはならぬことなのだ。これほどの彼女たちの痴態を彼女たちの「婚約者」や「恋人」さえ見ることは叶わぬのだ。それを鬼縄と源八は眼にしている。これほどの優越感があるであろうか。
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| 麻由美の場合 | 08:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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