麻由美を汚す
二度三度、シーツに押し当てて顔をよじらせていた麻由美は何かに怯えたようにふっと目を覚ました。
「気がついたか」
麻由美はハッとして、そのまま、呼吸を止めたようにこわばった表情でしばらく私の顔を見つめていたが、突然、狂ったように身悶えて緊縛された裸身をよじった。
麻由美は自分がいつの間にか一糸まとわぬ素っ裸に剥がされていることに気付き、不意に水でも浴びせられたように顔面から血の気が引いたようだった。
「あ、あなたは!」
「お、鬼縄さん」
昂ぶった声を出した麻由美は、次に自分の惨めな素っ裸を私の目から反らそうとし身を縮ませた。
「ど、どうしてこんなことをするのっ」
「そりゃ、びっくりしただろうな」
象牙色の優雅な線を持つ麻由美の頬には屈辱の悔し涙が一筋したたり流れている。
「ち、近寄らないでっ」
垢じみた麻縄を上下に厳しく巻き付かせて、とろけるような柔らかい味を見せている形のいい乳房、なよやかな線を持つ鳩尾から腰部のあたり、そして、すんなりと引き締まった伸びのある二肢の優美さ。私のギラギラした視線は移行して、麻由美の程よく乳色の脂肪を乗せた引き裂かれた両腿の付け根に釘付けになった。微妙な美しさで柔らかく膨らんでいる絹のような繊毛の悩ましさに私は恍惚となった。
「こ、こんな事をして、ただですむと思っていらっしゃるのっ」
「私、あなたに、このような目に遭わされる覚えはないわっ」
「お、鬼縄さんっ、あなた、私をなぶり者にしようというのっ」
「私、あ、あなたをそんな卑劣な人だとは思わなかったわっ」
まるで恋人の自分を裏切って女が他の男と肉を通じた、そのような憎悪感がなぜか麻由美に対して生じてきたのである。と、同時に、これからいたぶり尽くそうとしている麻由美に対する憐憫の情は消し飛んでしまったのである。
「ああ、鬼縄さんっ、私、あなたを一生恨むわっ」
麻由美は真っ赤に火照った頬を横へ捻るようにして、吐き出すように言い、さも口惜しげに唇を噛み締めるのだ。
「あ、あなたという人が、こんな卑劣だとは私、夢にも思わなかったわ。さ、気の済むようになさればいいじゃないの」
汚してやれ、と自分の心に叫びたてながら麻由美の左右に割った両腿の中心部へ指先を触れさせていった。
「気がついたか」
麻由美はハッとして、そのまま、呼吸を止めたようにこわばった表情でしばらく私の顔を見つめていたが、突然、狂ったように身悶えて緊縛された裸身をよじった。
麻由美は自分がいつの間にか一糸まとわぬ素っ裸に剥がされていることに気付き、不意に水でも浴びせられたように顔面から血の気が引いたようだった。
「あ、あなたは!」
「お、鬼縄さん」
昂ぶった声を出した麻由美は、次に自分の惨めな素っ裸を私の目から反らそうとし身を縮ませた。
「ど、どうしてこんなことをするのっ」
「そりゃ、びっくりしただろうな」
象牙色の優雅な線を持つ麻由美の頬には屈辱の悔し涙が一筋したたり流れている。
「ち、近寄らないでっ」
垢じみた麻縄を上下に厳しく巻き付かせて、とろけるような柔らかい味を見せている形のいい乳房、なよやかな線を持つ鳩尾から腰部のあたり、そして、すんなりと引き締まった伸びのある二肢の優美さ。私のギラギラした視線は移行して、麻由美の程よく乳色の脂肪を乗せた引き裂かれた両腿の付け根に釘付けになった。微妙な美しさで柔らかく膨らんでいる絹のような繊毛の悩ましさに私は恍惚となった。
「こ、こんな事をして、ただですむと思っていらっしゃるのっ」
「私、あなたに、このような目に遭わされる覚えはないわっ」
「お、鬼縄さんっ、あなた、私をなぶり者にしようというのっ」
「私、あ、あなたをそんな卑劣な人だとは思わなかったわっ」
まるで恋人の自分を裏切って女が他の男と肉を通じた、そのような憎悪感がなぜか麻由美に対して生じてきたのである。と、同時に、これからいたぶり尽くそうとしている麻由美に対する憐憫の情は消し飛んでしまったのである。
「ああ、鬼縄さんっ、私、あなたを一生恨むわっ」
麻由美は真っ赤に火照った頬を横へ捻るようにして、吐き出すように言い、さも口惜しげに唇を噛み締めるのだ。
「あ、あなたという人が、こんな卑劣だとは私、夢にも思わなかったわ。さ、気の済むようになさればいいじゃないの」
汚してやれ、と自分の心に叫びたてながら麻由美の左右に割った両腿の中心部へ指先を触れさせていった。
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