「妄想の女」麻由美
ふふふふふ。。。。。
麻由美が医者である戸田良一と正式に婚約したというメールを貰ったのはつい最近のことである。
麻由美は、あるファッション系商社の社長秘書をしていたことがあり、そのころの麻由美は社内随一の美人と定評があり、会社の出したポスターのモデルまでつとめたくらいである。カソリック系の女子大を出てからすぐにこの商社に入社し、最初は輸出関係の部門で仕事をしていたが、美人であり、日本人離れしたすっきりした肢体、しかも、なかなか頭も切れると言うところから次第に抜擢されて入社して二年目にはフランスにファッションの視察旅行にも行かされた。
フランスから戻ればすぐに社長秘書という席が待ち受けていたのだ。
とにかく女は美人に生まれなきゃ損ね、と会社の女子事務員達はやっかみ半分で寄ると触ると麻由美の出世話を噂しあっていたようであった。
私はこの頃この商社と取引があって、麻由美が社長秘書になる前の一時期、私の会社の担当になった時があり、私の会社の仕入先の営業担当として麻由美と出会ったのである。
はじめて私の会社に挨拶に現れた時、白のブラウスに黒色のスーツ姿で私の前に現れた麻由美の美貌と肢体のなよやかさを私は今でもはっきり覚えている。砂を噛むような味気ない日々にいい加減うんざりしていた私の胸にうすら冷たく象牙色に住んだ彼女の美麗がじーんと突き刺さり、私は一瞬、白昼夢を見たようにその場に立ちすくんでしまったのだった。
その後、麻由美と私はなぜか気が合い、いろいろな相談を受けるようになった。彼氏の不甲斐なさや、人の下で使われる不満などなど、私の会社に営業に来る度に個人的な相談をしては帰って行ったのである。そのうちに小さくてもいいから自分の会社を持ちたいという夢を相談され、会社設立の準備の手伝いや、会計士や司法書士の紹介などもして彼女の信頼をますます得ていったのである。会社を辞めて独立したいという彼女の願いは実力や能力から言って当然のことだと思われた。だから私は彼女の才能に尊敬さえするようになり、彼女の新しい会社の資本も一部出資したのだった。
そんな中、麻由美と二人で食事をしていた時に、私は酒も入っていたこともあって、「SM BOOK」というサイトを開設していることをしゃべったのだった。ビジネス相手に私の隠れた嗜好であるSMについては語らないのであるが、彼女の会社の資本の一部を出したという、ある意味仲間意識もあったのでつい口に出してしまったのである。
一瞬しまった!と思ったが、以外や麻由美にもMの隠された嗜好を打ち明けられたのである。この面でも麻由美と意気投合し、彼女とはSMプレイをする間柄となったのである。
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| 麻由美の場合 | 03:57 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑
こんばんわ。たまにお邪魔してブログを楽しく読ませてもらっています。
少し伺いたいのですが、これは事実に基づいたお話なんですか??
鬼縄さんのことはどんな人か知りませんが、どうやってパートナーと出会われたのか、というところはちょっと興味がありまして(個人的興味ということではなくて、SMをされてる方がパートナーと出会う経緯、という意味です。)・・、本当の話なのかどうなのかちょっと気になりました。
・・・まぁでも、事実です(もしくは作り話です)と回答が帰ってきても、それが嘘かもしれないですよね^^。
気が向いたらお返事ください。別にノーコメントなら結構です。
分かりにくい文章ですみません。
| まりん | 2008/03/27 17:54 | URL | ≫ EDIT