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2008.03.22 Sat
強姦というものが、女にもてなくて性的不満が溜まりに溜まり、ついに我慢が出来なくなって相手の女のことを思いやる余裕を失った哀れな男がついやってしまう犯罪ではなく、まさに女を侮辱することこそが強姦の第一の動機であることは、今や明らかになっているが、このことをはっきり示すのは戦争にしばしば伴う強姦である。占領軍の兵士達は占領地の若い娘だけでなく、しわくちゃの老婆まで強姦するといわれている。すなわち、魅力的な若い娘を犯して快楽を貪ろうということですらなく、ただただ女を侮辱したいだけなのである。侮辱できさえすれば、相手は老婆でもいいのである。
男は、愛ではなく、憎悪や軽蔑を動機としても性交できるということである。
強姦は見知らぬ男より、顔見知りの男にやられる方が圧倒的に多いらしい。アメリカのある調査によれば、被害者の78%は顔見知りの男に強姦されているとのことである。こういう男に限って「君を愛しているから、どうしても君が欲しかったんだ」などと言い訳するそうだが、老婆を強姦する兵士と同じく、基本的には相手の女を侮辱したかったのであって、彼女を軽く見、彼女の性器を同意無く自分が勝手に使っていい道具と見なしていたことは間違いない。そしてその上、彼女についてそのような侮辱的な見方をしているということを彼女に知らせ、「お前は俺の言う通りにするしかないんだ」ということを彼女にたたき込み、今後の彼女に対する支配を不動のものにしようとしたのである。男がよく「愛」を持ち出すのは、女は「愛」に飢えているから、「愛の為だ」と言えば、喜んで何でも受け入れると思っているからである。無理矢理犯すまでしなくても、セックスを求められて女がためらっている時、「愛しているんだから、いいじゃないか」とか何とか言って、「愛」を口実に強引に迫る男も同類である。
「愛」は条件ではなく結果であると私は思っている。「愛」を条件(口実)にSMをするのも私はうさんくさいと思っている。
誤解の無いように断っておくが、老婆とセックスをすること自体が女を侮辱することだと言っている訳ではない。そういう嗜好もあるからである。相手に同意を得ず、己にも相手にもそういう嗜好がないのに無理矢理強姦するという行為が女を侮辱する行為だと言っているのである。
この手の男は欲情の為ではなく侮辱の為に性交をするのである。SMにおける支配は、相手の同意を得て行い、且つお互いの嗜好や欲情の為にする行為であれば侮辱するにはあたらない。強姦プレイも同様である。
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| 性的SM論
| 11:50
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