私は己の心をガードしている。
だからネットで公開する日記は他人の目に触れる訳であるからなかなか本音が書けなかったりするのである。でもブログも日記風なのであるから、他人に見せることを想定していない本来の日記同様、他人の目や意見などを意識せず、自分のためだけに書くと言うことがあってもいいだろうと、この頃思う。たとえ他人を傷つけてしまうことがあってもだ。
私はその昔とっても愛した女がいた。結婚したいと思った女はその女が最初で最後であった。事実結婚の約束もした。もし、その女と結婚していたなら、きっと『鬼縄』は存在しなかっただろう。そんな女と何故別れたのかといえば、他の男に乗り換えられたからである。早く言えばふられたのである。
当時二人は安アパートで半同棲をしていて、私の下着やら、学生だったので教科書やら書きかけのレポートやら、結構私の荷物がその女の部屋においてあったのだ。その部屋に男を連れ込まれたあげく、今度はその男と同棲を始めてしまったのだ。そんな状況で自分の荷物を取りに行く羽目になった時の屈辱感は今でもトラウマになっている。
今の私なら受けたショックも少なかったであろうが、その時は今よりずっと初心で一途だったのである。それ以来私は女も男と同様、同時に複数の男と関係を持つ多情な存在だと、学習させられたのだ。だから今の私は、私以外の男と関係を持ったり、たとえ結婚したとしてもそれを理由に私との関係を解消することはしない。私の存在が女にとって必要ならそれでいいのである。
しかし私は女に決して心を許さない。だから結婚もしない。いつでも女が他に男を作って、私から去っていくことになってもいいように私は己の心をガードしているのである。おかげでそれ以来、何人かの女が私から去って行った時も昔の初心だった頃のようなショックは受けずに済むようになったし、逆に女を捨てたり、他の男の女を縛っても心が痛まなくなった。私は己の心をガードしているからである。
余談だが、私の経験則で申し上げると、女が『愛』を語り始めると大概怪しい。私から去る予兆である。
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| | 2009/11/19 08:34 | |