女を侮辱する為に強姦する。
男は、愛ではなく、憎悪や軽蔑を動機としても性交できるということである。
強姦は見知らぬ男より、顔見知りの男にやられる方が圧倒的に多いらしい。アメリカのある調査によれば、被害者の78%は顔見知りの男に強姦されているとのことである。こういう男に限って「君を愛しているから、どうしても君が欲しかったんだ」などと言い訳するそうだが、老婆を強姦する兵士と同じく、基本的には相手の女を侮辱したかったのであって、彼女を軽く見、彼女の性器を同意無く自分が勝手に使っていい道具と見なしていたことは間違いない。そしてその上、彼女についてそのような侮辱的な見方をしているということを彼女に知らせ、「お前は俺の言う通りにするしかないんだ」ということを彼女にたたき込み、今後の彼女に対する支配を不動のものにしようとしたのである。男がよく「愛」を持ち出すのは、女は「愛」に飢えているから、「愛の為だ」と言えば、喜んで何でも受け入れると思っているからである。無理矢理犯すまでしなくても、セックスを求められて女がためらっている時、「愛しているんだから、いいじゃないか」とか何とか言って、「愛」を口実に強引に迫る男も同類である。
「愛」は条件ではなく結果であると私は思っている。「愛」を条件(口実)にSMをするのも私はうさんくさいと思っている。
| 性的SM論 | 11:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑